土地の値段を調べてみましょう。
「土地」の値段といっても様々ですが、大きく【１】実際の売買で当事者がつける価格と【２】行政が評価した価格があります。以下、リンクを付して説明します。

【１】実勢価格（実勢地価）
実際の売買の際に付けられる値段。
様々な要素に基づいて売買当事者間で決めます。
一般に公表されることはありませんが、国土交通省の取引価格情報提供制度で、アンケート等による結果が公開されています。
https://www.land.mlit.go.jp/webland/

【２】行政が評価した価格

（２Ａ）路線価
内容：路線（道路）に面する標準的な宅地の１平方メートル当たりの価額。路線価が定められている地域の土地等を評価する場合に用います。
所管：国税庁
根拠法令：相続税法
公表時期：毎年７月上旬
国税庁ホームページに直近７年分が掲載されています。
なお、路線価の付いていない地域は評価倍率表により評価をします。
https://www.rosenka.nta.go.jp

（２Ｂ）固定資産税評価額
内容：固定資産評価基準によって、市町村長等が決定した価格
所管：原則として市町村
根拠法令：地方税法
これをもとに固定資産税が賦課され、４月頃に納税者に通知されます。

（２Ｃ）地価公示価格（公示地価）
内容：毎年１月１日時点における標準地の正常な価格
箇所数：令和４年では全国26,000地点（静岡県は約700地点）
所管：国土交通省土地鑑定委員会
根拠法令：地価公示法
公表時期：毎年３月下旬頃
当事務所では、過去から現在までの全ての公示地価の資料を用意しています。

（２Ｄ）地価調査価格（基準地価）
内容：毎年７月１日時点の基準地の標準価格
箇所数：約600地点
所管：都道府県
根拠法令：国土利用計画法施行令
公表時期：毎年９月下旬

【３】お役立ちサイト
◆路線価図：国税庁（２Ａ）
◆土地総合情報システム：国土交通省（１・２Ｃ・２Ｄ）
◆全国地価マップ：一般財団法人資産評価システム研究センター（２Ａ・２Ｂ・２Ｃ・２Ｄ）
◆静岡県交通基盤部都市局土地対策課（２Ｄ）

提供 : 坂下太一税理士事務所

LINEでは情報配信のほか1:1トークで簡易相談を賜ります